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局という聖地へ、名局舎を求め、郵政書体を求め、彷徨う…鳳来山吉田類の郵局放浪記

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つくば市にある栗原局は2021年3~4月に移転先を公募していました。早ければ1年程度で着工や関連工事の入札公示があるのですが、2年近くになっても音沙汰がありません。そのため、様子を見に行ってきました。(2023/1/7)

先に現局舎を見てみます。水田地帯の農村集落の中にあり、大きな屋敷の敷地に建っています。独特の字体の局名看板が最大の特徴です。貼り紙など特段の変化はありませんでした。

続いて、南西に約2km弱の位置にある公募区域に移動します。つくばテクノパーク桜という区画整理された新市街地となっていて、ロードサード店舗や住宅が立ち並んでします。ここの最寄り局は筑波大学内局のため、確かにこの辺に局があれば住民にとって便利でしょう。
しかしながら、工事現場は新市街地ではなく、最も現局舎寄りにある、旧来の農村部の端部にあるのを見つけました。位置は県道土浦大曽根線沿いにありますが、土地区画整理事業施行済区域とそれ以外(市街化調整区域)の境界付近にあり、県道は1,5車線と急に狭くなり、通行は要注意です。

さて、下見で最も重要な工事現場の各種標識ですが、工事名称は「店舗様新築工事」、建築主は「М・T」と匿名で、郵便局の建築工事であることを秘匿したい意図が見え見えです。しかしながら設計者が毎度おなじみ「(株)ニッテイ建築設計」であり、流石にこれは隠しきれません。(これを隠したら標識とは言えなくなる)
労災保険関係成立票では、注文者(建築主)も「М・T」と匿名、事業主(施工者)は(株)ニッテイ建築設計、事業期間は令和4年10月1日から令和5年4月30日までとなっています。設計と施工(と監理)を一括して発注し、実際の工事は地元の建設会社に下請けに出しているのでしょう。

工事は、上屋の鉄骨を組んでいる状況のようで、その後壁や扉・窓などを取り付けるのでしょう。順調に進めば4月には竣工できそうです。実際の営業開始は5月以降になるでしょう。

この場所をSVを見ると、直前は更地、従前はつくば桜コイン洗車場という洗車場でした。農地ではないので農地ナビには出てきません。
登記情報提供サービスに登録すると、検索用に住宅地図(人名なし)やブルーマップが見られるので、これを見ると、所在地はおそらく「つくば市上野705-1」になるのでしょう。
上野は、つくば市合併前の桜村にあり、桜村以前は栗原村でしたので、局名は改称しない可能性があります。または「つくば上野」も考えられます。徐々に明らかになってくるでしょうから、その時を楽しみに待つことにします。

https://goo.gl/maps/CAkkqG1nJa7oVpju9