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局という聖地へ、名局舎を求め、郵政書体を求め、彷徨う…鳳来山吉田類の郵局放浪記

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草加旭町局はもともと物件を公募していて、現位置より離れて移転するため、改称は避けられないと思っていました。
現地は区画整理の工事中でなかなか情報が出て来なかったのですが、やはりツイッター情報にて移転・改称であることが判明。開局情報に出たこともあり、足立興野局に続いて見に行ってきました。(2023/4/22)
https://twitter.com/tamatakahashi/status/1631167577908219904
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/storeinformation/detail/index.php?id=8261

先に現局舎を見に行きます。東武スカイツリーライン新田駅の南西、駅からやや離れた場所にイトーヨーカドーがあり、その周辺が商店街になっています。
商店街の南側に東京外郭環状道路国道298号線)が横切っていて、交差点を渡った先に現局舎である草加旭町局があります。
2階建ての木造モルタルで、1階が局舎、2階が住宅になっています。尤も、住宅部分は既に空き家になっているようです。おそらくは昭和50年代前半の建築と思われます。
調べると昭和51年2月16日開局で、横浜笠間局、石橋本町局(栃木県)と同時でした。

移転・局名変更の告知の貼り紙は、掲示板とATMコーナーのガラス扉に貼られていました。局内には少なくとも2月下旬から貼られていたようです。
https://soka.goguynet.jp/2023/03/08/sokaasahityouyuubinkyoku/
移転の原因を想像するに、局舎が老朽化し、また新田駅東口周辺に局がなかったためではないかと。現局舎付近は草加局や草加松原局でカバーできることでしょう。

続いて移転先である、草加新田駅前局へ移動します。「駅前」を名乗りますが、真ん前ではなく、駅から約200m離れています。感覚的に「駅前」は何とか許容できます。
なお、市名に「草加」と市名を冠しているものの、市区町村名を冠しない「新田駅前」局はありません。JA奈良線新田駅があり、その近くに新田局があり、そこと区別するためなのか、関係者に聞いてみたい気持ちもあります。

区画整理の工事はかなり進行し、駅前広場が造成され、路線バスが発着するようになりました。以前は駅から離れた県道沿いにバス乗り場があり、そこから草加松原西改め草加北谷局を訪れたこともありました。
新田駅東口から垂直方向へ直進し、東京東信用金庫がある交差点を右折し、一つ目の交差点の角に平屋建てのシステム建築の新局舎がほぼ完成していました。駅から近い割に平屋とは、土地の使い方が贅沢なように思えます。

玄関の上に暗灰色の帯が貼られていて、局名やJPマークの部分と思しき場所は白く覆われ隠されています。玄関のガラス扉は赤帯で、景観への配慮としては中途半端です。
郵便ポストが設置され、段ボール箱が被さっています。駐車場は局舎裏側に1台分あります。局前の通りは路線バスも通るため、路駐は極めて好ましくありません。

https://goo.gl/maps/k39rX3KBMdMBTF7V9